赤ちゃんが水分の多い関係
赤ちゃんは触れるとプニプニで、スベスベ、ツルツルです。
どうして赤ちゃんは羨ましいほどに肌が綺麗なのでしょう。
それは水分量の違いからです。
大人の体の水分量は60~70%ですが、赤ちゃんはなんと水分量が80~90%で誕生してくるのです。
赤ちゃんの肌がみずみずしいのは水分量の多さのためです。
ではなぜ赤ちゃんはこんなに多くの水分を含んでいるのでしょう。
それは、成長過程にあります。
赤ちゃんは一生懸命泣いて呼吸しています。
赤ちゃんは成長するために新陳代謝を何回も繰り返し、その過程で水はとても重要な働きをするのです。
多くの水分量をもって生まれるのは成長するために必要なためともいえます。
しかし当然ですがいつまでも水分が保たれているわけではありません。
涙や汗や尿といった形で水分がどんどん排出されていきます。
赤ちゃんは母乳で育てているといっても、すべてを母乳ではまかないきれません。
普通に水分補給の目的で水などを飲ませたり、ミルクを作る時は赤ちゃんに適した水を選んだほうがいいでしょう。
赤ちゃんに適した水とは「軟水」です。
ミネラルウォーターを選ぶなら水の硬度が100未満の「軟水」を選ぶようにしましょう。
ちなみに日本の水道水はほとんどが軟水か中軟水ですが、ごく一部が硬水ですので使用している水道局などで確かめてください。
「硬水」は含まれるミネラル成分の多いので、粉ミルク自体の栄養分のバランスを崩してしまう可能性があります。
ミネラルが豊富でも粉ミルクとあわなければ意味がありません。
しかも大人でも苦みを感じることがあり、胃腸を刺激する「硬水」は赤ちゃんの繊細な体には合いません。
赤ちゃんは新陳代謝が活発なので水分がたくさん必要です。
ミルクを飲んで、たくさんの代謝を繰り返して、汗をかき排出をしながら成長しますので、水分不足にならないように大人以上にこまめに水分補給をしなければなりません。
赤ちゃん自身には無理ですのでしっかり摂らせてあげましょう。